Session2は、トピック”Gender Equality”で、NYにある国際国連学校(UNIS)との交流。
UNISは幼稚園から高校までの私立校で、交流はUNIS生の高校生と行います。
なんとなくまだみんな緊張感があるような顔をしていますね。
次はペアになって、オンラインで「Tradition and Gender Inequality」について話し合いました。
トピックは、3つ。
1) 伝統と男女差別(日本語)
2) You and Gender Inequity (English)
3) 流行り(はやり)(日本語と英語)/ Popular things (Japanese and English)
今回は、トピックによって言語を分けて行いました。お互いに学習言語でのディスカッションは難しいことがたくさんだったと思いますが、それぞれに楽しく笑い顔もたくさんみれました。時差があるため、週末の約1時間、アメリカの朝・日本の夜で調整して行いました。
ディスカッション後には、自分の感想、得たこと、感じたことなどを自由に英語で書いてもらいました。
短い感想のはずでしたが、とてもUNIS生とのディスカッションが楽しく、感じたことが多かったせいか、みんなとても長文で書いてくれました。
そして、さらに男女格差問題を深く知るために、2014年に親善大使に任命された女優のエマ・ワトソンさんが国連で行った「He for She」のスピーチ動画を見ました。
エマ・ワトソンさんといえば、ハリーポッターシリーズのハーマイオニー・グレンジャーの役として世界的に有名な女優です。
このスピーチで、ジェンダー平等実現へのアクションへの理解を深め、より自分たちの作るコマーシャルをどのようなテーマで、どう展開させていき、どんなメッセージを訴するのかを考えました。
いよいよ最終プロジェクト「男女平等を訴えるCM作成」に入ります。
どんなCMを作成するか、2回目のオンライン・ミーティングを行いました。
時差の関係で、二つのグループに分けての実施です。
それぞれにミーティングまでに各自でまとめた自分の考えを、ミーティングで発表しあいます。
前半チームでのグループ写真、パチリ。
そしてミーティング後に約2週間かけて、UNISとKnox生は日本・アメリカと離れていますが話し合いを続け、ペアで協働CMを作成へと続きます。
すぺてのペアが、一分程度のCMを、日本語・英語の2本立てで作成します。
どんなテーマにするのか、対象者は、画像は。そしてそのストーリーを考え、セリフを作り、作り上げていく。
これだけの作業を日本・アメリカで離れた場所に住んでいるペアとすすめていくのは、簡単なことではありません。
出来上がった協働コマーシャルは、どのグループもとても素晴らしい出来栄えでした!
あるグループは、ディズニープリンセスを取り上げ、かつての女性(プリンセス)の幸せ=(王子様)結婚という価値観が、だんだんと変化していることから、プリンセスに続き、自分たちもアクションを起こす大切さを訴えました。
また、別のグループでは、男女の識字率の違いや教育の格差の大きい国が存在することについて、問題提起しました。
そんな中で、ボランティアや寄付、身近な人々に現状を伝えていくことなど、自分たちがすぐに取り組めるアクションについて提案していました。
日本とアメリカと離れた国にいながら、さまざまなアプリやSNSを駆使しながらの協働作業。
すべてのプロセスを指導者側が指示をするのではなく、タスクだけを渡し、そのやり方は各ペアに任せてその協働作業を行っていきました。
「できませんでした」となってしまうペアが出るかも、と思っていましたが、そんなペアは一つもなく、それどころか非常に完成度の高いものを
日本語・英語で作成してくれました。
UNIS生、Knox生、お疲れ様でした!
きっと大変なこともあったと思いますが、とても皆さん頑張りました!
この活動がきっかけになり、英語への学習意欲や海外で学ぶ気持ち、もちろん男女格差問題についても前向きになってくれたら大変うれしく思います。
約3か月に渡った Session 2-UNIS 《Gender Issues》の活動は、これでいったん終了になります。
まだまだ他のSessionsは活動中です。