投稿日:

【Global Talk!】Group-C 日米コンフェレンス

【Global Talk!】日米コンフェレンス 開催報告

2018年12日4日(火)にHarvard生とKnox生による「日米コンフェレンス」が開催されました!
Zoomというビデオ通話アプリを使って、Harvard生による「日本の男女格差」に関するプレゼンテーションに対して、Knox生が質問をするという流れで行われました!!

具体的には「日本の若者の自殺問題」「ステム分野の男女格差」「家庭における男女の役割」「女性に対する家庭内暴力」といったテーマが扱われました。

①「日本の若者の自殺問題」

【発表】2017年の性別別自殺者数のグラフによると、男性が7割を占めるのに対し、女性は3割である。
自殺原因とされる理由を比較すると、男性が学業不振や進路の悩みであるのに対し、女性は親子関係の不和や友人との不和であった。
よって「男性は文句を言わず、家族を養わなければならない」という日本の風潮が、男性にとって大きなプレッシャーになっていると思う。

【質問】Knox生:どうすれば日本の若者の自殺者が減ると思うか。
【回答】Harvard生:男性に対する大きなプレッシャーを減らすべきだ。また、政府は心理学の研究に投資すべきだと思う。

②「ステム分野の男女格差」

※ステム分野とは物理学や工学などの分野を指します。
【発表】OECD加盟国と比べると、日本の女性研究者の割合は多い方であるが、ステム分野における女性研究者の割合は最低である。
その背景には「数学や化学といった分野は男性の方が優れている」といった固定概念による、教育の男女格差があると思う。
そのため、ステム分野を学ぶために大学院へ進学する日本の女性の割合は8%と低い割合になっている。

【質問】Knox生:ステム分野の研究において男女の賃金格差はあるか。
【回答】Harvard生:アメリカでも日本でも、ステム分野の研究における男女の賃金格差はある。そのことも、女性の研究者が少ない原因の1つだと思う。

③「家庭における男女の役割」

【発表】家事・育児に費やす時間を夫婦で比較すると、夫は妻の10分の1しか時間を費やしていないことが分かる。
その背景には「男性は外で働き、女性は家を守る」といった固定概念が関係していると思う。
男性は残業に、女性は家事や育児に時間を費やすことを良しとする風潮があり、特に姑は嫁にそれを求める傾向にある。

【質問】Knox生:男性に家事をしてもらうことが効果的ではない場合、どうすべきだと思うか。
【回答】Harvard生:政府が残業時間に規制をかきたり、男性の育児休暇取得を促進するべきだと思う。また、男性にも幼いころから家事を母親が教えるべきだ。

④「女性に対する家庭内暴力」

【発表】家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)には、身体的暴力・精神的暴力・経済的暴力の3種類がある。
その被害者は年々増えており、性別別で比べると女性が8割を占めている。
なぜなら「我慢は美徳」といった固定概念があり、被害を受けた女性が言い出せないからだ。
また、日本には内(家庭)と外(社会)を明確に分けて考える傾向にあるからだと思う。

【質問】Knox生:若い人にとって「我慢は美徳」といった考えは身近ではないが、被害者が年々増えているのは何故だと思うか。
【回答】Harvard生:欧米にくらべてアジアは我慢する傾向にあるからだと思う。
※被害の相談件数が増えているのは、被害者が周りに言えるようになった社会的背景もあるという議論もされました。

ジェンダーギャップ(男女格差)に対する考えが深まり、Global Talkに参加して良かったと思ってもらえたら嬉しく思います!

投稿日:

America Dialogue Tama Vol.21 開催報告

America Dialogue Tama Vol.21 開催報告

日本とアメリカを比較する★ジェンダーギャップ

アメログ多摩Vo.21が12月1日(土)に開催されました~!!
今回は「日本とアメリカを比較する男女格差」というトピックについて、Fulbright Fellowとして来日していらっしゃるPhoebe Morgan Wienerさんからお話を伺いました。

「Gender inequality(男女不平等)」という日本語でも話すのが難しいトピックにも関わらず、語学力を問わず中学生から大学生まで、たくさんの方が参加してくれました!!
深刻な社会問題について関心を持ち、専門的な知識を持つ方から学びたい!!という気持ちが、参加者から伝わる素晴らしい回になりました。みなさん、本当にありがとうございます。

まず、「男女格差を感じた経験が今までにあるか」「日本とアメリカを比べて男女格差にどんな違いがあると思うか」「日本で男女格差について十分に議論されていると思うか」について話ました。具体的にどんな議論がされたかというと…

①「男女格差を感じた経験が今までにあるか」

就職活動の際に企業について調べると、男性は管理職の割合が高いのに対し、女性は育児休暇の取得率が高いと知った。
学校において、保護者でも生徒でも代表者は男性が圧倒的に多い傾向にある。

②「日本とアメリカを比べて男女格差にどんな違いがあると思うか」

アメリカは日本よりもベビーシッターを利用する文化があり、柔軟な勤務時間で働けるので、アメリカの方が男女格差は小さいと思う。
アメリカは移民国家で様々なバックグラウンドを持つ人たちが集まる場所なので、日本よりも格差に対する制度が整っていると思う。

③「日本で男女格差について十分に議論されていると思うか」

日本の政治における女性の管理職が低いので、男女格差について十分に議論されていないと思う。
日本の社会が、男女格差について議論することを良く思わない風潮にあり、十分に議論されていないと思う。

といった議論が展開されました!!

次に、世界各国の「政治における女性の管理職の割合」「男女の賃金格差」をグラフが紹介されました。具体的にどんなお話がされたかというと…

①「政治における女性の管理職の割合」


1位:ルワンダ 2位:スウェーデン 3位:南スーダンとなっているのが現状で、アメリカも日本も下位であったことが分かりました。
ルワンダでは、法律で男女50%ずつが議員になければならないと定められており、男女格差に対する制度が整っているというお話を伺えました。

②「男女の賃金格差」

1位:韓国 2位:日本 3位:チリとなっているのが現状で、日本は世界でワースト2位に入ってしまっていることが分かりました…
解決策としては、日本の女性の管理職の割合を高めるため、女性活躍を推し進める必要があるというお話を伺えました。
また、学校教育で男女格差について学ぶ機会を設ける必要があるといった議論も展開されました。

最後にアメリカの「Me too運動」(セクシャルハラスメントなどをSNSを通じて告白し共有すること)について紹介があり、日本では匿名性を活かした「We too運動」が行われていることが紹介されました!!

このイベントを機に「男女格差」は身近で深刻な社会問題であると認識し、自分には何ができるのかを考えてもらえたら嬉しく思います。